In Japland, Professional baseball is heat more & more!
【Mermaid】真児さんは去年の今頃は「ブログなんかやってる場合じゃない!」って言ってましたが、今年も同じことやってますね。
【Zhener】まぁね。去年は今頃に優勝が決まったからな。で、今年はリーグV2&CSも突破!!最後の相手が相性が悪いんでヤキモキしてんだけど。二年連続でタヌキVSペンギン!どういうこっちゃ・・・
#Orix_Buffaloes win 2022 season(Pacific League), too! We are very glad!!https://t.co/fWxzLqQYRD
— HangzhouXingongEditroom(Super Antifa&Anticult!) (@HEditroom) October 2, 2022
【Mermaid】私はbaseballわからないんですが、そんなに凄いんですか?真児さん曰く「不思議な弱小球団(国内を代表する打者と投手がいるのに、何故か勝てない)」だったそうですが・・・
— HangzhouXingongEditroom(Super Antifa&Anticult!) (@HEditroom) October 17, 2022
【Zhener】世界的にはマイナースポーツだからね。大陸の中国人や華僑は全く興味がない。”亜細亜”通算ホームラン記録保持者は一体誰やねん?Who is "record holder that is total homerun number in Asia"?
【Mermaid】台湾島のbaseball関連で最も有名なのは彼女かも知れません・・・
【Zhener】人魚ちゃん、それは言わん約束やで・・・
Zhener & Mermaid, introduce to Chinese novel. It's after a long time.久し振り
【Mermaid】で、今回は久し振りの小説紹介ですね。テーマは・・・"The tale of woman's soul that separates from her body" (『離魂記』)ですか。不思議でそれでいて素敵なお話です。
【Zhener】なるほどねえ・・・って、魂が抜けんのか?
introduce of characters
【Mermaid】といっても過激な内容ではないですよ。登場人物の紹介から。まず張鎰。河北省(清河)出身の、衡州(湖南省衡陽県)のお役人です。次に張倩娘。張鎰さんの次女(長女は早世)で容姿ふるまいともに良いとか。
【Zhener】彼女が物語のヒロインなんやな、多分。
【Mermaid】最後に王宙。山西省(太原)出身の張鎰さんの甥。賢く容姿もいいので鎰さんに可愛がられていました。
【Zhener】ということは、倩娘と宙は従兄妹同士なのか・・・アタシはこの時代の大陸にいなかったんでわからんけど、従兄妹同士はいいんだろうか?
plot of this tale
【Mermaid】それでは、次にあらすじを。張鎰さんは王宙さんを可愛がっていたので彼が幼い頃「将来は倩娘と結婚しろ」とよく言っていました。二人ともそれを真に受けて両想いになっちゃいました。
【Zhener】アハハハ、可愛い話だなぁ。
【Mermaid】しかし肝心の親がそれを忘れてしまった。二人が成長したのち将来有望なエリート役人が倩娘さんにプロポーズ、鎰さんもそれを快諾してしまう。
【Zhener】オヤジも罪作りだなぁ・・・いかに口約束とは言え・・・
【Mermaid】これには純情な二人も衝撃を受けました。倩娘さんはショックで寝込んでしまい、宙さんは怒って上京(西安かな?)して職探ししようと言い出す。
【Zhener】絶縁も辞さず、って勢いだな。
【Mermaid】内心乗り気ではなかったようです。旅人になった宙さんは山裾の村(川の近く)に宿泊したが、謎の足音が近づいてくる。これは一体?
【Zhener】・・・化け物?
【Mermaid】なわけないでしょう。なんと倩娘さんが追いかけてきたのです、それも裸足で!思わぬ人物の登場に宙さんは大喜びし(理由を彼女に聞いてから)従兄妹同士で手に手を取って蜀(四川省)まで駆け落ちしたのです。
【Zhener】一応この娘、お嬢でしょ?それが裸足で数km走ってくるのか・・・なかなかやるなぁ。何かにつけて即命を粗末にする近世倭国のバカどもとはエライ違いだ。
transformation of this story
【Mermaid】それだけならロマンティックで終わりであり、大したお話とは言えない。ここからが面白いのです。駆け落ちから五年が過ぎ、二人には子供もできた。しかし倩娘さんが頻繁に「帰りたい」とこぼすので夫婦で衡州に戻る。宙さんは倩娘さん(と子供たち)を舟に残し、一人で鎰さんに謝罪に行くのですが・・・おじさんは怪訝な顔をする。
【Zhener】あぁ良かった。アタシゃてっきりいきなり刀で斬りつけてきたのかと思ってたから・・・
【Mermaid】んなワケないでしょう(苦笑)。鎰さんは「お前何言ってんだ?倩娘はこの五年病気で寝たきりなんだよ!」と言いました。
【Zhener】え?それ一体どういうこと?
【Mermaid】宙さんも言い返します、「でも実際に船にいるんだ!」と。一体何が起こっているのか?
【Zhener】会話の応酬としては不自然かな。普通キツネにつままれたようなツラになるはず。お互いが「コイツ、何言ってんだ?」みたいな感じで。
【Mermaid】まあ普通はそうでしょうね。宙さんの態度に鎰さんも何かを感じたのか(多分自分をかついでいるのではないと判断したか)、使用人を娘がいるらしい舟に行かせましたが、本当に倩娘さんがいる!しかも様子が元気そう!!
【Zhener】容姿と声が倩娘そっくりの娘に5年かけて仕草・口調・立ち振る舞いetcを仕込んだ・・・は、流石に無理があるか・・・
【Mermaid】流石にね。使用人の報告にただ驚く鎰さん。だが今度は自宅で寝たきりの倩娘さんが起き上がった、ニコニコしながら!一体どうなる?・・・というお話です。
postscript
【Zhener】倩娘って娘、なかなかやるな。幽体離脱して駆け落ちして子供を作って・・・いや、侮れん。展開が急なんでびっくりするけど。
【Mermaid】著者は陳玄祐という方なんですが、彼はこの不思議な話をは張鎰さんの甥(張仲先見、莱蕪県令)から聞いたので、どうやら実話らしいと判断して記録したそうです。実話かどうかはさておき、後世にいろいろ影響を与えることになった。まぁ劇的だし不思議な話はみな好きですからね。