his pics are so impressive
【Zhener】かなり久し振りの記事更新です。いやぁ、色んなことがあったなぁ・・・。今回からは新企画です。画家にスポットを当てます。一応アタシらに関連がありそうなのだけですが。
【Mermaid】思ったよりもサイト運営って大変なんですね。毎日何かしらで記事を追加してる方々は結構凄いかも(更新しやすいサイトなのでしょうが)。
【Zhener】今回紹介する画家はAubrey Vincent Beardsley(1872-98). 19世紀末に一瞬だけ活躍したUK出身の挿絵画家。線とスミしかない絵なのに、やたらと印象深い・・・。なんでこんなに違うんだ?
【Mermaid】しかも線も現在の漫画家とは異なり、強弱もないのですね。いい意味で単純。
【Zhener】まぁ凡百の漫画屋風情とは才能の質と量が異なっていたんだろう。
his few moment glory, because of that homo-bastard
【Mermaid】では大雑把なBeardsleyの人生について。真児さんどうぞ。
【Zhener】幼少期に結核にかかってしまったBeardsleyは学校出てからロンドンに出てきてそこで事務員として働く。その傍らで暇を見つけては絵を描きためていた。行きつけの書店店主の紹介で1892年に挿絵画家として商業デビュー。
【Mermaid】創刊されたばかりの雑誌だったので新人画家(謝礼が安価で済む)を求められていた事情もあったようです。それでも採用されたのは彼の将来性ゆえでしょう。その後後述の作品もあり順調にステップを踏んでいくのです・・・。
【Zhener】だがあの野郎がホモ罪でパクられやがったんだよな(laugh)。Beardsleyはホモでもねぇのにそのとばっちりをしっかり食ってだんだん仕事がなくなっていく。兼業って大事だね・・・。
【Mermaid】絵で食べていける人なんて今も昔もそんなにはいませんけどね。私としては彼はそのごく少数であってほしかったのですが。
【Zhener】実はBeardsleyとホモ野郎は大して仲良くなかったんだけど。それと結核。当時は死病だったので確実に彼の身体を蝕んでいった。He went to, so early...
one of his famous pic "Salome"
【Mermaid】ここからはBeardsleyの残した作品について語りましょう。まずは代表作の"Salome"!現代でも通用しそうな、洗練された挿絵ですね。
【Zhener】細い線、たまに点描。これが戯曲の退廃さ・インモラルさに大変適合していた。いやそれどころじゃないな、本編作品のそれらをさらに増したんだ。
【Mermaid】舞台は帝政ローマ初期のパレスチナ(イスラエルだったっけ?)でしたけど、昔のギリシャの壺の絵みたいな感じもする。一応真児さんに尋ねておくけれど、Japonismの影響もあったとか・・・。
【Zhener】あぁ、倭国の大衆向け絵画の影響ね?男の陰部がちょくちょく出てくるから?19世紀末のデザインとか絵画とかだからないとは思えんけど、強調しすぎじゃねえか?それならまだ"Lysistrata"の方が・・・
【Mermaid】実はBeardsleyがWildeと組んだのはこれだけなんですよね。その意味でも奇跡的な作品でした。
"Portrait of Madeleine" was published after he has gone
【Zhener】あとあいつ、あまり有名でもないんだけど一応マドの肖像画も描いてるんだよな。生前発表されなかったけど。それとこれはマドだけじゃないんだけどね。
【Mermaid】マドさんの特徴的な鼻もちゃんと描けてますね。当然だけど、流石画家。オリジナルもちゃんとあるのだけど、これがBeardsleyというフィルターを濾過するとこうなるのですね。
【Zhener】一目見て「あ、Beardsleyだ!」と認識できない絵だからな。
【Mermaid】でも最晩年でもなお、彼は変わろうとしていたのですね。年齢自体は若かったからかな・・・。
【Zhener】何よりまともな絵が残ってるのが羨ましい。アタシやクラリはそういうのがなかったからなあ。