Oscar Wilde is unique & interesting LGBTQ.

男に恵まれないと悲惨だ

【Mermaid】今回はオスカー・ワイルド(Oscar Wilde,1854-1900)を取り上げるのですか。


【Zhener】そうです。人魚ちゃんには多少縁があるのでは?


【Mermaid】あまりないですよ。この記事では後述するのですが。


【Zhener】しかし彼は46歳で向こうに行ったのか。結構早いんだな・・・投獄されたり破産したり、彼は男に恵まれなかった。


【Mermaid】それはアルフレッド・ダグラス卿(Lord Alfred Douglas,1870-1945)ですね。彼は貴族階層出身で、浪費家である一方大した文才は持っていなかった。はっきり言って趣味で覚える程度の人物でしょう。


【Zhener】まあ、言ってることは当たってる。


Salome & Dorian Gray

【Mermaid】彼の主な作品は戯曲の"Salome"でしょうか。


【Zhener】短いから読むのが楽でいい。


【Mermaid】真児さん、もう少しまじめに。


【Zhener】おお、そうですな。あれはAubrey Beardsley(1872-1898)の挿絵で有名ですな。あとは史実のサロメとはまた異なるのでしたっけ。


【Mermaid】他には"Dorian Gray"が有名か。ん、真児さん何があったのですか?


【Zhener】あれはそれほど凄いかな?確かに欧州ロマン主義小説の香りが多少はするものの。完全に”こっち側”の世界で完結している"Salasine"の方が上かな。彼はゲーテやホフマンのようなのをやりたかったのかな?


"The Fisherman and his Soul"

【Zhener】閑話休題。さて人魚ちゃんは"The Fisherman and his Soul"をどう評価するのか?tunaを銛で突いて仕留めるなど無茶苦茶な児童小説ですけど(笑)。


【Mermaid】確かに無理がありますね、bonitoの一本釣りならまだしも(苦笑)。この小説の評価に「解釈が難しい話」というものがあります。幸福な終わり方なのか、そうでないのか。私はこの小説を名作だと考えます。しかし手放しでは褒めないのですが。


【Zhener】何故、どうして?


【Mermaid】これは英語圏では私の叔母様の次程度に評価される"The Mermaid Tale"です。作中の人魚は不可欠な重要人物ではある。しかし最重要というわけではない。その点で叔母様と似たような評価はできないのではないかとも考えるのです。


【Zhener】まあ名作ではあるが"Epoch-making"とまでは言えないからなあ。その意味では人魚ちゃんの叔母様やうちの姐姐には及ばない。私が言うべきことではないかもしれないが。


【Mermaid】叔母様や先生との相違点としては、あくまで男性中心の視点で物語が進みます。それもあるかな?


【Zhener】ワイルドは男好きだった。その限界がこれなのかな?


【Mermaid】真児さん、あなたはLGBTQを敵にしたかもしれません。


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