彼は夭折の詩人
【Zhener】今回はジョン・キーツを取り上げます。この人25歳で向こう行ったのか・・・。
【BaiNiang】当時の結核は確実に死ぬ病ですから。今先進国で生きている人はそれだけで幸せなのですね、全てがそうだと言わないまでも。
【Zhener】彼は兼業詩人で、本職は医療従事者でした。今の世界は医療従事者が大変だ。
【BaiNiang】どんな時代でも人々は偽物や悪者を見抜かなければなりません。
彼は貧困層の出身
【Zhener】まあこれは貧困層というより非貴族・資本家階層出身というべきだな。
【BaiNiang】ロマン主義の小説家・詩人はたくさんいます。しかし裕福でない出自の方は彼とH.C.アンデルセンさんくらいではないでしょうか?彼には才能も運もあったのですね。
【Zhener】ただ、アンデルセンほどに読まれてはいない。確かに彼は運もあったが生前よかったとも言えない。例えば、キーツが属していた派閥と対立する当時の大物詩人が彼をこき下ろした。それも詩の内容ではなく彼の出自や職業をあげつらって。
【BaiNiang】彼の悪名はあまり世間に広まっていませんね。その辺もしっかりしないといけないのに。
私たちにとっても重要
【Zhener】キーツは私たちにとってもそれなりに重要だ。東西比較という点で。
【BaiNiang】そうですね。クラリさんにもこのことを話しました。彼女は同意してくれました。