long time no write the article
【Zhener】今回は"The man that lives in the ear(「耳中人」)"を紹介します。このお話はPu Songling(蒲松齡)の『聊斎志異』に収録されてます。
【Mermaid】今回は短い話ですね。真児さん、何故この話を選んだのですか?
【Zhener】ん?時間がなかったのよ(better smile)。いや、USA大統領選と政令指定都市返上投票が楽しくて時間を浪費してしまったの。人魚ちゃんも見てたでしょ?特に後者。倭国には少なくとも70万人の葱を背負った鴨がいるんやな、って・・・。
【Mermaid】まぁ、悪や不義が挫けるのは私も嬉しいです。でもお仕事に差し障りが出るのはよくないですよ?それではお話をよろしくお願いします。
The scholar that learns Daoism, is protagonist.
【Zhener】譚晋玄は山東省湽川県の生員だが、何故か導引の術を身に着けることに夢中になってしまった。修行に励むこと数か月、彼は大分コツがわかってきた。ある日彼は“跏趺(結跏趺坐)”を組んでいたが、耳の中で蝇の羽音のような声がした。"可以见矣"と問いかけてきたのだ。
【Mermaid】これは単なる幻聴か、それとも修行の成果か?私たちはこういうのはなかったのですが・・・。
【Zhener】晋玄が結跏趺坐を組むたびにそのかすかな声は聴こえる。ある日また問いかけてきたので彼も小声で"可以见矣"と答えてみた。
【Mermaid】おぉ、これは何かが起こりますね。そうじゃないと物語が始まらない。
【Zhener】そうすると、耳の中でかさこそ音がして、何かが中から這い出してきたようだ。見てみると、9㎝程度の夜叉みたいな獰猛な面構えの小人が地面を歩き回っている。流石の晋玄も驚いた。そしてこの小人を注意深く見ていたら、隣人が尋ねてきた。すると小人は大慌てを始めた。そして・・・ここまで!
What is the man's essence?
【Mermaid】一体この小人の正体は何なんでしょうか?晋玄さんの耳の中から出てきたので元々は彼の一部だったのか、それともどこかで寄生されたのか・・・。
【Zhener】作中ではこ奴の正体は明らかにはされないよ。でもまぁ、不気味なのは確かだよね。