"Legend of White Gibbon" is unique.

This story's theme is "White Gibbon".

【Mermaid】今回真児さんが紹介するのは、"Legend of White Gibbon(「补江总白猿传/補江總白猿伝」)"です。白い猿?


【Zhener】そうそう、まずはこれ言っておかないと。中国では"Monkey"というのはhouzi(猴子)といって"Macaque/Macaca"のことを指す。"Yuan(猿)"という字を使った場合は Gibbon-通背臂猿、テナガザルのことを指す。あれは東南アジアに生息していて大変ありがたがられたのよ。それにしても通背拳 Tōngbèiquánってのは”Gibbon Wushu(テナガザル拳法)っていう意味なのか・・・。


【Mermaid】>なんともしまらない話です。閑話休題、ということは、今回のお話は白いテナガザルがテーマなんですか?


【Zhener】そうです。


Ouyang He happens to trouble.

【Mermaid】では真児さん、よろしくお願いします。


【Zhener】Ouyáng He(欧陽)は士大夫だった。彼は妻と一緒に旅をしていた。するとテナガザルにその妻がさらわれてしまった!


【Mermaid】大変だ・・・。


【Zhener】でもまぁいろいろとほっつき歩いているうちに妻がさらわれた場所を突き止めた(深い山の中)。後は突入して取り戻すのみ。


【Mermaid】それはよかった。でも、再び問題が起こったんでしょ?


【Zhener】そう。このテナガザル、不死身なのだ。刀剣で斬っても突いてもびくともしない。しかも怪力で、生きている犬を引き裂いて食べてしまうほど。犬が裂けるなら人だって・・・


【Mermaid】しかも山の中だから軍隊を呼ぶわけにもいかない。一体どうすればいいんでしょうか・・・。


【Zhener】まぁちゃんと弱点は用意されていたんだよ。世間はそんなに世知辛くないのかもね。


Ouyáng Xún's Birth

【Mermaid】Ouyáng Heなんですが、この苗字、どこかで聞いたことがあります。


【Zhener】うん。彼はOuyáng Xún(歐陽詢)の父親。で、Xunはサルみたいな顔だった。で、面白おかしくからかっていたわけだ。もっとも彼を貶めるために書かれたわけじゃないけど・・・。


【Mermaid】今だったらいじめですよね。しかもそれを高級官僚がやるなんて・・・。


【Zhener】まあ顔がアレだったのと、能力自体は高かったからねぇ。


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