This is hard to understand.
【Zhener】今回は"Sarrasine"(Honore de Balzac,1830)を紹介しましょう。比較的キャリア早期の短編作品かな?一応この頃は浪漫派小説家なのですよね。
【Zambi】ええ、まあ。しかしE.T.A.Hoffmannなどの一流の後に紹介されるのは少し気が引けますね。
【Zhener】確かにね。一応ホフマンフォロアーだったのだけど・・・。
【Zambi】最初の発行を除いてそれは削除されてるんです。
正直、何かが決定的にずれている
【Zhener】いきなりだが率直な意見を述べると、この小説はよくて二流。その評価の少なくない原因があんた、ザンピにあるのよ。
【Zambi】(ザンビ、少し表情を変える)・・・真児さんは手厳しいですね・・・では、なぜそうなのですか?
【Zhener】ザンビみたいな人はまあ、天然にはほとんどいないだろうね。でも、あくまでもあんたは”異様な高音が出せる歌手”であってそれを超える存在ではない。ただ、サラジーヌがあんたみたいなのを知らなかっただけで。
【Zambi】そうですね・・・バルザックにとっては私は"Freaks"だったのでしょうか。
【Zhener】これは私が姐姐やクラリ、そして人魚ちゃんやその他の人とよく話すことだ。変に刺激が強い単語やら何やらがあると、未熟な読者がそっちに心を目を奪われて、”ものの本質”にたどり着けない。私は私が目指すものになるために”ものの本質”を掴まないといけないから余計にそう考える。
【Zambi】・・・そうですね。Ms.Bai,Mademoiselle Clarimondeは単なる"Freaks"ではなく唯一無二の存在ですしね・・・。
【Zhener】まあそれに失敗してる私が言うのもなんだけどな(苦笑)。アンタは確かに美人だし、歌は超上手いし、●●●●はデッカイけど、☆☆☆☆☆じゃないだろ?登場人物としては人格もあまりパッとしないし。
【Zambi】はい、そうです。私は☆☆☆☆☆ではありません。評価が辛いのはつらいですが、的を射ているだけに・・・。
Roland Barthes misunderstood this.
【Zhener】それとこの作品を誤読・曲読した有名人に20世紀中庸の哲学研究者Roland Barthes(1915-1980)がいる。彼の"S/Z"なんだけど、どう読んでも牽強付会だよ。やれやれだぜ。
【Zambi】あれで私は世間に残った気もするのですが、真児さんはそれもダメですか?
【Zhener】ダメ。中途半端な連中が中途半端な知識で世界と作品を解釈しようとしたら、おかしなものができあがる。そんだけのことよ。あくまでもザンビは"Freaks that doesn't have personality"としてしか描かれていない。そしてあのレベルの研究者でさえそれがわかっていない!だから私たち杭州新宮が世界には必要なんよ!!
【Zambi】残念ですが、あなたの主張は否定できない・・・。しかし格上と対話するのは疲れますね。
These are light topic.
【Zhener】最後だから多少明るい話題も。Sarrasineは芸術家としては優秀だったので、その点では勝利したといえる。彼の作品が形を変えて残ったわけだから。そっちで見て評価する方が妥当なんじゃない?
【Zambi】そうですね。テーマの一つが”芸術”ですから。
【Zhener】それにザンビ、アンタも一応歌手(容姿含む)だったのだから芸術家、と言えないわけでもない。あの小説が”芸術家VS芸術家のせめぎ合い”として描かれていればずっとよかったんだけどなあ・・・。
【Zambi】そう、その手があったんですよね。
【Zhener】最後なんだけど、ザンビの容姿を忍ぶものが一応あるにはあるんだが・・・これ、アンタに似てないじゃん?ローランド・バルドもそこに突っ込み入れんかい!
【Zambi】う~ん・・・アレはですね、私の裸をサラジーヌさんが妄想して粘土像を作って、それをさらに大理石像にして、そこから絵画に描き直して・・・を繰り返した結果出来上がったものなんです。いわばコピーのさらなるコピー、それも各芸術家の個性も入ってしまった結果なんです。似ていなくても仕方がないのですが・・・。
【Zhener】けどねえ、もうちょっとザンビっぽいのを持ってきなさいよと言いたくなるわな(笑)。
【Zambi】まあ、そう思わなくもないですが。