"Oil-Peddler wins the top hostess that is nicknamed "Hwagui-Niangzi"" is one of the best short-novel!!

衝撃的な傑作

【Clarimonde】今回は我ら杭州新宮が”超天才”と評する冯梦龙の傑作"Oil-Marchant wins the top hostess that is nicknamed "Hwagui-Niangzi"(売油郎独占花魁)についてです。


【Zhener】これは本当に傑作なのよ。いちおう彼女とは仲良くさせてもらってるんだけど。Wikipediaを見る限りでは世界の奴は知らないみたいだな。倭人はバカだから全く理解できないでいるし。


【Clarimonde】・・・まあ、彼らには面白くない作品でしょうからね。


自分を持つヒロイン

【Zhener】この作品は主人公の一人である花魁娘子こと莘瑶琴がとてもよかった。酔っぱらってもどしたりするし(笑)。


【Clarimonde】別にそれ自体は魅力的ではないでしょう・・・。


【Zhener】いや、なんか生々しくてね。この辺が倭国人の阿呆どもに理解されない。でもより自由なもの、よりよいものを目指して活動しているというのは共感できますよ。


とてもいい人なヒーロー

【Clarimonde】もう一人の主人公である”卖油郎(油屋さん)”の秦重(or朱重)さん。彼も名字が変わったり、奉公先を追い出されたりと結構苦労しています。しかし人格と能力でそれを乗り越えてひとかどの商人になっていく。


【Zhener】なおこの話は北宋滅亡時(のちょっと後)で二人とも開封からの避難民なのです。


【Clarimonde】基本的にいい人だけど、頭もよくて冷静なのですね。


経済力と自由!

【Zhener】この話のテーマの一つは”経済力”。経済力も能力・実力の一つだ。その経済力が自分を自由の身にしてくれる。倭国人が目をむいて怒り狂うわけですな(笑)。


【Clarimonde】でも倭国人はあれだけ必死に働いている割には、全然豊かでも幸せでもない・・・。


【Zhener】「どう働くか、どう稼ぐか」という問いは「どう生きるか」にもつながる。それをやっているのは大したもの。


倭国人の馬鹿さ具合

【Clarimonde】確かこの作品は、倭国人に翻案されているのですよね?


【Zhener】うん、されてるよ。『紺屋高尾』というタイトルでね。しかしそれがあまりにもダメでねえ・・・。頭の切れる美人がなんで何もできん愚鈍の嫁にならなきゃならんの?


【Clarimonde】それはファンタジーだからではないでしょうか?


【Zhener】それは何もできん愚鈍の野郎にとってのファンタジーであって、それ以外の奴には苦痛でしかない。まあ、駄作には違いないので大して評価もされないけど。


【Clarimonde】まあ、男尊女卑のしきたりが今なお続く倭国らしい、と言えますか。


【Zhener】実は他にも情けない理由がありましてな。"JinPingMei(金瓶梅)"がありまっしゃろ。アレは倭国において"Four Great Tales(四大奇書)"の中で群を抜いて人気がない。それどころか、四大の中から削除しようとしたがる輩が後を絶たない。何故だと思う?


【Clarimonde】・・・自分はWu Song武松さんにもXimen Qing西門慶さんにもなれないから(笑)?


【Zhener】90点。もっと言うと、自分は武大郎程度のモンにしかなれない、って考えてるから(大笑)。だから倭国人の落語屋は「なぜか武大郎が勝利する」みたいな愚鈍極まる小噺に仕立て直したんだろう。秦重はあんなトンマじゃないんだよ!・・・結末が"JinPingMei"同様、嫁とその間男に●●されたらまだ救われたのに(笑)。


【Clarimonde】真児さん、何もそんな物騒な(苦笑)。天才の考えを凡人に理解させようというのがそもそも無理でしょう。科挙の難易度は凄いけど、やはり勉強はするものなのか・・・。


【Zhener】ま、その辺はね。あと最後に。”花魁”って単語が倭国語にあるけど、それの語源は多分ここだぞ。倭国人が天才を心底嫌うのはわからんではないが(小物は大物を嫌う)、この位世間に伝えとけよ!


【Clarimonde】彼は倭国の近世文化にとってなくてはならない人物なんですけどねえ・・・。


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