Sushi is a great poet, but he is ...

Zhener & Sutoku, eat Dongpo-Pork

【Zhener】自粛が続いてどうも気が滅入る。イマイチ仕事もはかどらない。なわけで、話題つくりのために私とakihitoは街中華に出かけました。さて、東坡肉を食べようか。


【Sutoku】つかぬことをおたずねしますが、お勘定は私ですか?


【Zhener】いや、今回は私。どうぞ。


【Sutoku】・・・では、いただきます。しかしどうして今回は?


苦難の多かった人生

【Zhener】それは今回の記事の題材の為。この記事ではSu Shi(苏轼,1037-1101)を取り上げるからだ。彼はBeiSong(北宋)の高級官僚で高名な詩人でもあった。ただ、官僚としては何度か左遷されている。おや、なんか浮かない顔になったね?


【Sutoku】いえ、そんなことはないです。どうぞ続けてください。


【Zhener】しかし彼は凄かった。黄州Huangzhouや海南島Hainandaoに左遷されたのだが、海南島では土地の茘枝lycheeを好んで食べまくっていた(笑)。タフだねえ・・・。


【Sutoku】・・・・・・・・・


彼の政敵

【Zhener】彼は高級官僚でかつそれなりに有能だったので政敵もいた。まず王安石(Wang Anshi,1021-1086)、次いで司馬光(Sima Guang,1019-1086)かな。彼は王安石と対立する司馬光の派閥にいた。そしてその死後派閥の領袖である司馬光とも対立した。


【Sutoku】どうしてですか?


【Zhener】司馬光は王安石が推し進めた改革を全部白紙撤回したがった。しかし苏轼はそれらのうち理にかなっていたり効果があるものは残すべきと主張したのよ。Akihito、アンタは彼の行動をどう思う?


【Sutoku】・・・意見が難しいですね。


【Zhener】なお王安石は苏轼の人格攻撃などはしていない。文学者・詩人としては評価してる。後世の小説などでは王安石は悪者扱いされるが人物としては間違いなく一流だろう。


【Sutoku】・・・・・・


Dongporou/东坡肉

【Zhener】さて、東坡肉だ。苏轼は別名の一つが”蘇東坡”だ。そう、この料理は彼が考案したのだ!この料理は飯にも麦にも酒にも合う!偉い!!でもこれは豚バラ肉を主に使う。しかも皮付き(つまり、脂質をかなり摂る)だ。飽和脂肪酸を多く摂取することになるので、食べるときはなるべく野菜を併摂することと、たまに食べることだな。姐姐もそう言っていた。


【Sutoku】・・・・・・


【Zhener】彼が黄州に左遷されたときにここの豚肉で料理をつくり、その後杭州Hangzhouに左遷赴任したときに土地の酒と豚肉をベースに作ったのがこの”東坡肉”。人生の挫折や困難すらもプラスに転じて人類や世界に貢献できるというのが、素晴らしい。そうは思わんか?


【Sutoku】・・・・・・確かに、そうですね・・・・・・ご馳走様でした。


【Zhener】え?もういいのか?


【Sutoku】あなたは私が酔生夢死、と言いたいのでしょう(咽泣)?


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