Sagamibo meets Wu Song.
【Sagami】これはこれはWu Song殿、お目にかかれて光栄だ。それがし、Shiramine Sagamiboと申す。其処許の高名はこの東夷の島にすら響いている・・・(それにしてもこの男の闘気覇気は物凄いな、人間のそれとは思えぬ。Zenki以上・・・もしかするとKiichiすら?)。
【Wu Song】知らないところでそうなっているのは不思議なのだが、悪い気はしないな。ところで、この茶店の主催者であるはずのZhener殿は?
【Sagami】その彼女だが、依頼してきたのだ。”寝技部門はやってくれ”と。そのため組技担当者としてそれがしと其処許が呼ばれたのだ。
【Wu Song】・・・成程、それならば引き受けよう。BaiNiangniangでもMademoiselle Clarimondeでも良さそうなものなのだが、これも縁なのだろう・・・
besic action of Kesagatame
【Sagami】早速オーソドックス(右利き)のKesagatame(袈裟固)を説明しよう。当然ながら袈裟固に入れる状態から始める。まず相手の身体側面に腰をつける。次に相手の右腕(手首or前腕部)を自分の左脇の下で挟む。それと同時進行で左手で空いている左手で相手の右腕中袖を握る。
【Wu Song】まずは相手の右腕を押さえるのだな。
【Sagami】左様。さらに右腕で相手の首を抱える。状況から分かるように相手の胸に自分の上半身を乗せる。
【Wu Song】これで相手の上体を制する。
【Sagami】最後は両足の置き場所について。相手に近い右足は右膝が相手右肩に当たるくらいの位置に置く。左足は適度に膝を曲げて後側に開く。これらの目的はバランスを取るため。とりあえずはここまで。
causion point of Kesagatame
【Wu Song】注意点のようなものがあれば教えてほしい。
【Sagami】まずは自分の足の位置について。自分の足に相手のそれがかかると押さえ込みは成立しない。せっかくここまで来たのだからなんとか決めよう。無論守る側は・・・頑張って足を伸ばしてくれ。
【Wu Song】柔道の場合は”30秒押さえ込む”必要があるが、レスリングは両肩を1秒つければいいのでそれほど苦労はなさそうだな。
【Sagami】抵抗も激しそうだがな。次に上半身だが、ひっくり返されないようにバランスに気を配ろう。Wrestlingの場合にこれが起きると大ピンチになるのだろう?
【Wu Song】ああ。投げポイントを取られた上に自分が押さえ込まれてしまうのだ。ところで、袈裟固の実戦での使い方についても教えてほしい。
How to use Kesagatame in plactice
【Sagami】そうだな・・・Judoのみならずグラウンドの攻防のある格闘技(Wrestling/Sambo/Eurostyle-Jyujyutsu/BJJ...etc)全般共通なのが投げからの連絡。Hip TechniqueやOne of Foot Techniqueの場合、袈裟固に非常に入り易い形になっていることが多い。
【Wu Song】投げで決着がつくのはJudoのみなのだがね。
【Sagami】また、袈裟固からさらに変化・連絡も可能だ。例えば・・・ここから他の押さえ込みに変化させることができる。押さえ込みだけではなく、直に右肘関節を取ることも可能だ。
【Wu Song】SamboやBJJでも転用が効きそうな技術だな。
【Sagami】これはMMAの場合になるが、フェイスロックや裸絞に連絡することもできる。
【Wu Song】袈裟固は早い段階で教わる技術だが、こうしてみるとなかなか奥が深くて素敵なものだな・・・
Kesagatame is the most important technique!
【Sagami】Wu Song殿に褒めてもらうとは、袈裟固も喜んでいるだろう。他の格闘技はわからないが、Judoには"In Osaekomi, Kesa isn't only first technique, but also last one." というWonderfulな言葉がある。
【Wu Song】BeginnerからExpertまで網羅する、これもまた素敵な言葉だ・・・